「俺、明日も仕事なんですよ?それなのに無茶してくれちゃって・・・」
「すまない」
「腰は痛いし、身体怠いし」
「すまない」
「痕もこんなだし・・・・・・」
人前で着替えられないと渋い顔で文句を言われて、室井は神妙な顔付きで繰り返した。
「すまない」
申し訳ないとは、心の底から思っていた。
明日は早いから泊まれないと最初に釘を刺されていたというのに、結局は我慢できずに押し倒して
しまった。
揚句青島がブツブツと文句を言いたくなる程に、無理をさせてしまったらしい。
謝罪の言葉以外に口から出る言葉は無かった。
青島が深い溜息をついたから、室井はますますへこむ。
「あーもうっ」
「すまな・・・」
「もう、いいですよっ。なんか俺が虐めてるみたいじゃないっすか!」
虐められたの俺なのにっと、叫んでいる。
伺うように青島を見ると、着替えの手を止めて苦笑していた。
「もう・・・仕方ないなぁ」
そう言いながら、青島は室井に手を伸ばしてくる。
両手で頬を包まれて、軽く唇を奪われた。
「室井さん、俺のことかなり好きでしょ」
今更な質問だった。
「大好きだ」
臆面も無く言ってやったら、青島は声を立てて笑った。
ぎゅっと抱きしめられて、室井もすぐにそれに応じる。
「仕方ないからね、許してあげますよ」
頬に唇を押し付けると、青島はあっさりと身体を離した。
のんびりしている時間は無いはずだった。
室井が無理をさせたせいで、余計に。
そう思えば、これ以上引き止めるようなマネは出来なかった。
着替え終えた青島にコートを取って手渡してやる。
「家まで送らせてくれ」
「いいっすよ、そんなの。室井さんも明日仕事でしょ?」
「それくらいさせてくれ」
真顔で言ったら、苦笑された。
「そんなことより、覚悟しててくださいよ?」
「・・・・・・何をだ?」
もの凄い仕返しでもされるのかと、少し引き攣った室井に、青島は大きく笑った。
そしてもう一度、唇を掠め取られる。
「次に会った時は、俺が室井さんを寝かせませんからね!」
目を剥いた室井に手を振ると、青島はさっさと出ていってしまった。
室井は口元を手で隠すと、堪えきれずに笑みを零した。
END
(2005.5.21)
リカさんから頂いたイラストで、勝手に小話を書いちゃいました(笑)
だって、こんな青島君を拝見して、萌えるなーって方が無理だと思いません!?
・・・・・・んで、出来上がったのが、コレかよ〜〜〜みたいな(大笑)
なぜかまた室井さんがヘタレくさいですしね;
リカさんが快く受け入れてくださったので、アップしてみました♪
リカさん、ありがとうございましたーv
