室井さんお誕生祝い







酒にほんの少し浮かされた頭に「既視感」の文字がぼんやりとにじんで消える。
確か去年…いや一昨年か?にも、同じような選択肢を出し合ったような。
目の前で、恋人のくちびるに挟まれて、煙草を模したチョコレート菓子が甘い香りをさせている。
「…聞いていいか?」
「なんすふぁ?」
「なんでこれがプレゼントなんだ?」
室井は、甘いものが好きではない。もっと積極的に、嫌いといっても過言ではない。苦手なのだ。
「わかんない?」
「判らん。」
「さっき室井さん言ったでしょ。」
オレに元気でいて欲しいって。

「これ、きれいに溶けるまでキスしてくれたら、一日一箱に減煙します。」

甘味対減煙。
室井に迷いはなかった。それ相応の覚悟は要したが。
酔いに頬を染めた恋人の熱い口中で味わうチョコレートは、涙が出るほど甘ったるく、それでいて、意外にも悪くはなかった。










室井さんお誕生日おめでとうございます〜v
毎度おんなじようなお祝い絵で申し訳ないのでそこんところを逆手にとってみました。
青島くんと室井さんがどこにいるのか、なんでお揃いのかっこうをしているのか、知りたい方はかずさんの「Happiness」へ、ゴ――!!


木村リカ拝