口内炎・その後2












「薬局で口内炎用の薬といえば出してくれますよ?」

「そうなのか・・・。ありがとう」

部下の中野に礼を言って席に戻ると、一倉が怪訝そうな表情で室井を見ていた。

「口内炎、ひどいのか?」

珍しいことを確認している室井が可笑しかったのだろう。

一倉の瞳にからかうような色が浮かんでいる。

「俺じゃない」

「あん?じゃあ誰が、って愚問だったな」

勝手に納得する一倉を横目でちらっと見て、構わないことに決める。

からかわれることが目に見えているからだ。

構わないと室井が決めたところで、一倉が放っておいてくれるという保障はどこにもないのだが。

「そうか。じゃあ、お前もつらいな」

「何がだ?俺じゃないと言ったろう」

「分かってるよ」

にやにや笑う一倉に、室井は嫌な予感がする。

「して、もらえないだろう」

「・・・・・・何を」

「口で」

室井は絶句して一倉を見上げた。

一瞬の動揺は、すぐに呆れに変わる。

「お前という奴は・・・・・・」

「なんだよ。してもらってないのか?普段」

「うるさい。お前に関係あるか」

「関係はないが・・・。気になるだろう」

「何が!」

「室井の性生活」

呆れを通り越して怒りになる。

「セクハラで訴えるぞ!」

「そう怒るなよ。なんなら、俺の性生活も教えてやるから」

「いるか!んなもん!」

「参考になるぞ?きっと」

「必要ない!」

「恋人を飽きさせないためには、たまには変わったことも必要だぞ?」

こいつは同じ言語は使っているが、きっと意味が違うんだ。

だから、会話が成り立たないんだ。

室井は自分にそう言い聞かせて、一倉と会話することを諦めた。



























END
(2004.3.5)


セクハラ一倉さん。他にコメントもございません…。
口内炎の続きだから辛うじて室青というお話。申し訳ありません(苦笑)
自分で書いててなんですけど、「変わったこと」って何してるんでしょうね?一倉さん…。


私が一倉さんを書くと9割セクハラしてます。
どんな認識なんだろうと、自分でも思います。
好きなんですけどね、一倉さん。だから、書くのも好きです。
けど、セクハラ(笑)


以前、口内炎用の塗り薬を買って塗ってみたのですが、上手く塗れませんでした…。
なにかコツでもあったのかなぁ〜??